初心者が相場観を身につけるために覚えるべきチャートの見方・波の特性【超基礎編】

下落時、直近の安値での二度目の反応 あきチャン動画学習ノート

相場観を英語ではどのように言うのだろうかと調べてみると、いろいろな言い方があるようですが検索すると「forecast for market tendency」が一番最初に出てきました。

直訳すると「市場の傾向の予報」でしょうか。つまり相場観とは、チャートのレートがどちらに向かうのかを予測するということですから、(資金管理など除いた)トレードの全てとも言えるのかも。

なので、相場観を身につけるということはイコール、チャートの見方が上手くなることと同じことかもしれません。

ということで、あきチャン先生の動画「FXプチ勉強会初心者限定『最低限身に着けておくべき相場観』」を学習します。

1時間足チャートで相場観を養うのが良い

あきチャン先生は、初心者のうちは1時間足チャートを見ながら相場観を養うのが良いとしています。

その理由ですが、5分足や15分足チャートは、ノイズ的な動きや形が多く発生しますが、1時間足の場合は短い時間足に比べるときれいに動くこと。また、チャートをチェックする間隔としても短い時間足の場合には忙しすぎ、4時間足だと長過ぎると感じるかもしれないので、1時間足が丁度良いのではないかとしています。

そして、1時間足チャートのローソク足の動きを追う(見る)ことを日頃からやるのが良いとしています。

一直線にレートが下落する・上昇するというイメージは捨てること

一直線に下落して行くイメージ
あきチャン先生によると、初心者の多くは画像のように一直線に下落する(あるいは上昇する)イメージを持ってしまっていると解説しています。
初心者にありがちなショートエントリー
そのために画像のEのようなところでエントリーしがちだということです。よってエントリーした瞬間に逆側に引かれて損切りにしょっちゅう合うことになります。

もちろん経済指標や要人発言などのイベント、国際問題や事件・事故などでナイアガラの滝のような、いわゆる「ガラる」ことはありますが、通常時においてはそれはありません。

普段のチャートで持つべきイメージとしては
正しい波のイメージの持ち方
このように波を打って落ちる(あるいは上がる)イメージを持つことが必要となります。

そして、このイメージは非常に重要で、波を打つイメージがあれば安値で売ってしまう、高値で買ってしまうということが無くなって行くとしています。

戻り高値と押し安値
波を打つイメージを持つことが出来れば、下落における戻り高値(赤の矢印)、上昇における押し安値(緑の矢印)の存在を実感出来ることになります。

ということになると、画像に示すEのポイントを見つけることが出来ればトレードで勝てることになります。
戻り高値と押し安値のポイント
つまりは、下落トレンドの戻り高値、上昇トレンドの押し安値のポイントです。

もちろん、Eのポイントを簡単に予測出来るのならば誰も苦労はしません。そのためにトレンドラインやチャネル、レジサポラインやフィボナッチ・リトレースメントなどを駆使してEのポイントを見つけるために奮闘しているわけです。

直近の安値に一度は反応する【波の特性】

下落時、直近の安値に一度は反応する
画像の黄色○は、戻り高値から下落した時に直近の安値に当たって何らかの反応をすることをイメージしています。

①は安値で一旦下落が止まり、②③は安値で一度は反転する、というように、あきチャン先生は「直近の安値で必ず一度は反応する」としています。

※管理人 実際のチャートを見ると明らかなように、”必ず”反応するということはありません。一度は反応するということを強調するためにそのような表現になったと思われます。

直近の安値で一度反応する理由は「人間の心理」だとしています。それだけ多くのトレーダーが直近の安値を意識しているからこそのプライスアクションです。

なので、戻り高値からショートエントリーをした際、どこで利食いをするか、その第一候補は直近の安値で、ということになります。

二度目の反応がヤマ場【波の特性】

下落時、直近の安値での二度目の反応
一度は直近の安値で反応して反発した場合、二度目はどうなるのでしょうか。

②③は、二度目は直近安値で反応せずにそのままの下落を表していますが、④のように二度目(ピンク○)も安値でまた反発した場合には、そのまま上昇してしまう可能性が高くなるとしています。

ある”サイン”が出るまでは下落(または上昇)が継続する【波の特性】

波の特性として、一度落ち始めたり上昇し始めたりすると、ある”サイン”が出るまでは下落(あるいは上昇)が継続します。
下落トレンドが終わりのサイン
①から④までの戻り高値は一貫して切り下げています(①と②、②と③、③と④の間にある安値も同様に切り下げています)。これがダウ理論のトレンドとなります。

違う言い方をすると、①から④までの戻り高値は後に続く戻り高値には一度も破られていない状態を継続しています。

そうして④の戻り高値がピンク○で破られたことによって、この下落トレンドは終了することになります。これがサインとなります。

ですので、もし④の戻り高値をブレイクする手前で、再度ターンして下落に向かうと下降トレンドは継続中ということになります。

学習動画 FXプチ勉強会初心者限定『最低限身に着けておくべき相場観』

上記が相場観を養う大前提となります。チャートを日々見て波の原理原則をマスターしてくださいとしています。

今回の学習動画はこちらになります  FXプチ勉強会初心者限定『最低限身に着けておくべき相場観』

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