FXのトレードのキャリアが半年程度までのトレーダーの練習方法として、
とした、あきチャン先生の講義動画があります。
これ、キャリアが半年過ぎても、けっこう勉強になるのではないかと思います。このページでは、FX土曜勉強会《68》FX初心者のトレード練習方法を学習します。
まずは親波(支配波)を特定する
現在のレートは緑○として、まず最初に親波(支配波)を見つけます。
そのために高値と安値を特定します。高値は画像のように
現在のレートから左に辿っていって高値①を見つけます。
次に安値ですが、①の高値は②から来ていますので、②を暫定安値とします。
暫定安値よりも下に抜けている安値を確認します。
③が②よりも下にありますので、③が安値となります。
よって高値①から安値③への波が親波となります。
レジスタンスラインとサポートラインを引く
親波の高値と安値に水平ラインを引きます。
高値はレジスタンスライン、安値はサポートラインとなり、親波の中を小波が動いている(はらんでいる)という状況を掴みます。
レジサポラインでは7:3で跳ね返される認識を持つ
親波のレジスタンスラインとサポートラインは強力だという認識を持つことが大切になります。
あきチャン先生によると、「上昇して行ったらレジスタンスラインで、下落して行ったらサポートラインで、それぞれ7:3の確率で跳ね返されると考えるのが良い」としています。
フィボナッチをあてる
親波にフィボナッチ・リトレースメントをあてます。左から右へ引っ張ります。今回の場合は高値から安値へ引っ張ることになります。
そして、ミドルラインとしてフィボナッチ50%にラインを引きます。
としています。
親波に対して戻りがどれほど入ったかを見るには、左から右に引っ張る順当てが見やすいです。
親波を第1波として、その方向にトレンドが出るとして第3波の値幅を予測する時には、あきチャン先生流の「裏当て」を使うのが便利です。
フィボナッチ・リトレースメントの採用数値
あきチャン先生がフィボナッチ・リトレースメントに設定している数値は、低い方から順に
「0 11.4 23.6 27.2 38.2 50 61.8 72.8 76.4 88.6 100」%となります。
ちなみにハーモニックパターンのガートレーとバタフライでは78.6%が重要ですが、これが入っていません。70%台の数値は72.8と76.4を優先しているということだと思われます。
フィボナッチ23.6~76.4%がトレーディング・ゾーン
フィボナッチと言えば黄金比の61.8%ですが、今回の場合で最も重要な数値は、23.6~27.2(ゾーン)と72.8~76.4(ゾーン)になります。
そして2本のピンクの水平ラインの間が「トレードするべきゾーン」となります。
チャートパターンを作るゾーン「頭と尻尾はくれてやれ!」
一方で23.6~27.2のピンクラインからフィボナッチ0%のサポートラインまでは底値圏のチャートパターンのゾーン、72.8~76.4のピンクラインからフィボナッチ100%のレジスタンスラインまでの天井圏のチャートパターンのゾーンの2箇所は、投資格言の「頭と尻尾はくれてやれ」の頭と尻尾の部分になります。
このチャートパターンのゾーンは動きを見極めるエリアとなり、トレード不可です。
ネックライン
チャートパターンを作るということは、それに伴ってネックラインが出来ることになりますが、それがピンクのラインとなります。
トレードのシナリオ
トレードを行うのはフィボナッチ23.6~76.4%の間となります。
2本のピンクのライン間を、下落か上昇かの2つが基本となります。
ネックラインへの戻りからショート
天井圏にチャートパターンを作ってネックラインを下抜けして来た場合、ネックラインへの戻りからのショートエントリー(①)
追いかけられる値幅は、フィボナッチ23.6%のピンクのネックラインまでです。これより下は底値圏のチャートパターンを見極めるゾーンとなります。
ネックラインへの押しからロング
底値圏にチャートパターンを作ってネックラインを上抜けして来た場合、ネックラインへの押しからロングエントリー(②)
①の場合と同様に、追いかけられるのはフィボナッチ76.4%のネックラインまで。それより上では天井圏のチャートパターンを見極めます。
親波のレジスタンスライン、サポートラインをブレイクした場合
親波(支配波)の高値のレジスタンスライン、安値のサポートラインをブレイクした場合はどうするのでしょうか。
フィボナッチ100%のレジスタンスラインをブレイクした場合を例にすると、現状の親波をベースにしたままフィボナッチ100%がサポートライン、200%がレジスタンスラインとなり、ブレイクする前と同様に123.6~~176.4%の間がトレーディングゾーンとなります。
または、親波の高値がブレイクされたので、次の親波を探すことになり、
フィボナッチ・リトレースメントを新しい親波にあてることになります。
より大きな値幅(pips)を獲るには?
親波の高値と安値の幅が広がれば、それだけ広い値幅(pips)を狙えることになります。あきチャン先生は1時間足でも100pipsは欲しいとしています。
直近の親波の値幅が100pipsに満たない場合には、それ以前の波を探して採用することになります。
もっと大きな値幅を獲るには、支配波のサイズを上げることになりますから、1時間足から4時間足、日足へと親波を求めることになります。
時間足が大きくなると、それだけ押し・戻りも大きな幅になることになります。
学習動画 FX土曜勉強会《68》FX初心者のトレード練習方法
「3本のラインと、フィボナッチ・リトレースメントを使って練習をして行くと、波の流れが読めるようになりますので是非やってみてください」としています。
今回のあきチャン先生の講義動画はこちらです FX土曜勉強会《68》FX初心者のトレード練習方法