1時間足チャートを使ったFX初心者のトレード練習方法【超基礎編】

親波のレジスタンスライン、サポートラインをブレイクした場合 あきチャン動画学習ノート

FXのトレードのキャリアが半年程度までのトレーダーの練習方法として、

初心者の方は、まず1時間足チャートを使って波の本質を知る訓練をするのが良いと思います。

とした、あきチャン先生の講義動画があります。

これ、キャリアが半年過ぎても、けっこう勉強になるのではないかと思います。このページでは、FX土曜勉強会《68》FX初心者のトレード練習方法を学習します。

まずは親波(支配波)を特定する

親波を見つける その1
現在のレートは緑○として、まず最初に親波(支配波)を見つけます。

そのために高値と安値を特定します。高値は画像のように
親波を見つける その2
現在のレートから左に辿っていって高値①を見つけます。

親波を見つける その3
次に安値ですが、①の高値は②から来ていますので、②を暫定安値とします。

暫定安値よりも下に抜けている安値を確認します。

③が②よりも下にありますので、③が安値となります。
親波を見つける その4
よって高値①から安値③への波が親波となります。

※管理人 もし②よりも下の安値が無ければ②が安値となりますので、親波は②⇒①となります。
親波を見つける その5

レジスタンスラインとサポートラインを引く

親波の高値と安値に水平ラインを引きます。
親波と小波
高値はレジスタンスライン、安値はサポートラインとなり、親波の中を小波が動いている(はらんでいる)という状況を掴みます。

レジサポラインでは7:3で跳ね返される認識を持つ

親波のレジスタンスラインとサポートラインは強力だという認識を持つことが大切になります。
レジスタンスラインとサポートラインでの反発
あきチャン先生によると、「上昇して行ったらレジスタンスラインで、下落して行ったらサポートラインで、それぞれ7:3の確率で跳ね返されると考えるのが良い」としています。

フィボナッチをあてる

親波にフィボナッチ・リトレースメントをあてます。左から右へ引っ張ります。今回の場合は高値から安値へ引っ張ることになります。
親波にフィボナッチ・リトレースメントをあてる
そして、ミドルラインとしてフィボナッチ50%にラインを引きます。

このミドルラインより上はレジスタンスゾーン、ミドルラインより下はサポートゾーンというような気持ちでいてください

としています。

※管理人 この逆にフィボナッチ・リトレースメントを右から左へ引っ張る「あきチャン先生流」があり、これを「裏当て」と呼びます。

親波に対して戻りがどれほど入ったかを見るには、左から右に引っ張る順当てが見やすいです。

親波を第1波として、その方向にトレンドが出るとして第3波の値幅を予測する時には、あきチャン先生流の「裏当て」を使うのが便利です。

フィボナッチ・リトレースメントの採用数値

あきチャン先生がフィボナッチ・リトレースメントに設定している数値は、低い方から順に
「0 11.4 23.6 27.2 38.2 50 61.8 72.8 76.4 88.6 100」%となります。

※管理人 11.4と88.6 27.2と72.8はハーモニック用として、あきチャン先生が追加している数値です。

ちなみにハーモニックパターンのガートレーとバタフライでは78.6%が重要ですが、これが入っていません。70%台の数値は72.8と76.4を優先しているということだと思われます。

フィボナッチ23.6~76.4%がトレーディング・ゾーン

フィボナッチと言えば黄金比の61.8%ですが、今回の場合で最も重要な数値は、23.6~27.2(ゾーン)と72.8~76.4(ゾーン)になります。
親波 フィボナッチ 攻略ゾーン
そして2本のピンクの水平ラインの間が「トレードするべきゾーン」となります。

チャートパターンを作るゾーン「頭と尻尾はくれてやれ!」

一方で23.6~27.2のピンクラインからフィボナッチ0%のサポートラインまでは底値圏のチャートパターンのゾーン、72.8~76.4のピンクラインからフィボナッチ100%のレジスタンスラインまでの天井圏のチャートパターンのゾーンの2箇所は、投資格言の「頭と尻尾はくれてやれ」の頭と尻尾の部分になります。

このチャートパターンのゾーンは動きを見極めるエリアとなり、トレード不可です。

ネックライン

親波 フィボナッチ 攻略ゾーン
チャートパターンを作るということは、それに伴ってネックラインが出来ることになりますが、それがピンクのラインとなります。

トレードのシナリオ

トレードを行うのはフィボナッチ23.6~76.4%の間となります。
ネックライン間のトレードシナリオ
2本のピンクのライン間を、下落か上昇かの2つが基本となります。

ネックラインへの戻りからショート

天井圏にチャートパターンを作ってネックラインを下抜けして来た場合、ネックラインへの戻りからのショートエントリー(①)

追いかけられる値幅は、フィボナッチ23.6%のピンクのネックラインまでです。これより下は底値圏のチャートパターンを見極めるゾーンとなります。
ネックライン間のトレードシナリオ

ネックラインへの押しからロング

底値圏にチャートパターンを作ってネックラインを上抜けして来た場合、ネックラインへの押しからロングエントリー(②)

①の場合と同様に、追いかけられるのはフィボナッチ76.4%のネックラインまで。それより上では天井圏のチャートパターンを見極めます。

親波のレジスタンスライン、サポートラインをブレイクした場合

親波(支配波)の高値のレジスタンスライン、安値のサポートラインをブレイクした場合はどうするのでしょうか。
親波のレジスタンスライン、サポートラインをブレイクした場合
フィボナッチ100%のレジスタンスラインをブレイクした場合を例にすると、現状の親波をベースにしたままフィボナッチ100%がサポートライン、200%がレジスタンスラインとなり、ブレイクする前と同様に123.6~~176.4%の間がトレーディングゾーンとなります。
親波のレジスタンスライン 123.6~~176.4%がトレーディングゾーン

または、親波の高値がブレイクされたので、次の親波を探すことになり、
新しい親波とフィボナッチ・リトレースメント
フィボナッチ・リトレースメントを新しい親波にあてることになります。

※管理人 どちらが良いのかは動画では語られていませんが、新たな親波がチャート内で見えている場合には後者の方の選択になるのかなと思います。

より大きな値幅(pips)を獲るには?

親波の高値と安値の幅が広がれば、それだけ広い値幅(pips)を狙えることになります。あきチャン先生は1時間足でも100pipsは欲しいとしています。

直近の親波の値幅が100pipsに満たない場合には、それ以前の波を探して採用することになります。

※管理人 この場合、直近の親波はダウントレンド、もう少し広い親波はアップトレンドだということもあります。このあたりも含め、動画で確認してみてください。

もっと大きな値幅を獲るには、支配波のサイズを上げることになりますから、1時間足から4時間足、日足へと親波を求めることになります。

時間足が大きくなると、それだけ押し・戻りも大きな幅になることになります。

学習動画 FX土曜勉強会《68》FX初心者のトレード練習方法

「3本のラインと、フィボナッチ・リトレースメントを使って練習をして行くと、波の流れが読めるようになりますので是非やってみてください」としています。

今回のあきチャン先生の講義動画はこちらです FX土曜勉強会《68》FX初心者のトレード練習方法

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