移動平均線とトレンド押し・戻りの絡みを見極めて狙う~エントリーパターンその6~

ダウントレンド押しの高値 あきチャン動画学習ノート

「MAトレンド押しを狙え」というあきチャン先生の動画の学習ノートです。

この「MAトレンド押し」とは何のこと?と思う方ももしかしたら多いかもしれませんが、MAは移動平均線のこと。そしてそのMAに押し・戻りがトレンドをつけて絡んだエントリーパターンを狙いましょうということです。

MAとトレンド押し・戻りの絡み方は、どのようなパターンが有効となるのかを見極めることが必要になりますが、あきチャン先生が推奨しているのが以下のパターンとなります。チャートの時間足は4時間足になります。
MAトレンド押しとは
ピンク○内のダウントレンドの一波が「押し」と見れるかどうかが大きなポイントになるのではないかと思われますが、このダウントレンドの「押し」が2種類の移動平均線(20期間と120期間)に絡んでいる形が理想的とされています。

ピンク○の部分をズームアップしたチャートです。
2種類のMA(移動平均線)とトレンド押し
移動平均線は、①が20MA、②が120MA。それぞれ実線がEMA(指数平滑移動平均線)、破線がSMA(単純移動平均線)です。

この2つの期間のMAとダウントレンドの押しの絡み方の何が理想的なのかというと

  • 波のセンターにMAが絡む「芯を食った形」となっている。
  • 天と底(波の高値と安値)がしっかりとMAをサンドイッチしている。

と、あきチャン先生は解説しています。そして

この形の場合は、切り下げライン抜けを待たなくても底からエントリーしても大丈夫なケースが非常に多い。

としています。

なぜ底からエントリーしても大丈夫なのか、この理由ですが、

それは、波が完成すると戻りを拾いに行くという調整の動きが入ることになる。その際に芯を食っているパターンでは、戻り高値あたりまで戻る(上昇する)ということはMAの上にローソク足が乗っかることになり、そして切り下げトレンドラインも上抜ける動きをすることになる、ということを底の段階で予測することが出来る。

としています。

ます、「波が完成している」ということですが、
ダウントレンドが完成
Nを完成させていることが判ります。

波は完成すると切り返していく調整が入ることになります。

この切り返しの動きが、戻り高値あたりを目指すことになります。
切り返しが戻り高値を目指す
①のラインあたりを目指して戻ることになります。

そうなると、次のことが起こることになります。
切り返しが戻り高値を目指す
②MAの上にローソク足が乗っかる
③トレンドラインを抜ける

つまり波が完成すると調整が入るという法則が発動するのなら、波の真ん中にMAが通る「芯を食った形」のパターンでは、②と③が必然的に起こることになります。

そうなると、戻り高値までの切り返しが確約される。

としています。

トレンドフォローの押し目待ちからのロングエントリーを狙っているこのケースは、
MAトレンド押しとは
トレンド押しからの切り返しがあると、一連の動きがドミノ倒しのように起こることになり、アップトレンド継続の想定がほぼほぼ確定することになるので、
ダウントレンド押しの高値

押しの高値(上のチャート画像の④)も超えて行く可能性が非常に高いことになる。

このようなことから、この推奨パターンについて

MA2本抜きサンドイッチパターンは非常に有力なエントリーパターンとなる。このパターンは即買いでも良いのではないか。

としています。

早仕掛け可能のエントリー解説

トレンドフォローのロングエントリーの場合、通常は

切り下げラインを上抜けしたら、陰線ローソク足1本の押しを見てリテストを確認しつつ、抜けたローソク足を上抜けしたあたりからロングを仕掛ける。

トレンドフォローのロングエントリー
チャートのⅰのローソク足あたりでエントリーするのが通常です。

今回のトレンド押し「MA2本抜きサンドイッチパターン」では、

小さなダウントレンドが完成、小さな陽線が1本確定、その次の足からエントリーを仕掛けた。

MA2本抜きサンドイッチパターンのエントリー
ⅱがエントリーしたローソク足になります。

このケースでは早めに仕掛けることが出来るエントリーパターンだ。

と解説している通り、通常に比べてかなり早いタイミングでのエントリーということが判ります。

トレンドフォローの押し・戻りでチェックするべきこと

トレンドフォローで押し目買い・戻り売りを狙う際にチェックするべき重要なことがあります。

しっかりとトレンドをつけている

それは押し(戻り)がしっかりとトレンドをつけて落ちてくる(上昇する)ことです。

ロングエントリーなら、押しはダウントレンドが出来ているというものを拾うようにしてください。そしてそれを打ち破ってトレンド転換して行くと考えてください。しっかりとトレンドをつけているということがエントリーの条件になります。

調整の押し・戻りに対して小さなトレンド転換が起こるというイメージです。

MAへの絡み

必ず確認したいのは移動平均線と押し・戻りの関係性です。

押し目買い、戻り売りを仕掛ける際には、MA(移動平均線)が絡まないところから乗るのは危険である。最低でも20MAにトレンドをつけた押し目、戻りが絡むところから乗る。

としています。

推奨された「MA2本抜きサンドイッチパターン」はMAをトレンドが貫くような形ですが、他にも「トレンドをつけてMAへ寄ってきている形」も有効となります。

その他のMAトレンド押し・戻りエントリーパターン

その他にもMAトレンド押し・戻りが動画で紹介されています。

MA2本抜きサンドイッチパターン(トレンド戻り)

同じドル円4時間足チャートの親波の黄色○がエントリーパターンとなります。
下降フラッグ
「フラッグ&ウォルフという感じの部分。少し弱いトレンド戻りだが、(推奨パターンと)同様に天底でMA2本サンドイッチパターン。陰線1本を見たら次の陰線から乗っかることが可能。」としています。

20MAトレンド戻りタッチパターン

その下の部分もMAトレンド戻りのパターンです。
20MAトレンド戻りタッチパターン
移動平均線は1種類。その20MAにトレンド戻りがタッチで絡む形となっています。このケースもMAに絡んで陰線ローソク足が1本出たら基本的には乗って行っても良いと解説されています。

MA1本抜きサンドイッチパターン

ポンドドル4時間足チャートの黄色○の部分です。
MAトレンド押し ポンドドル
トレンド押しのセンターを通る20MAの1種類をサンドイッチしています。よって2本抜きよりは若干弱いとしています。

ですが、トレンド押しの最も落ちた部分で120EMAに絡んで切り返しているのでこのパターンも有力だとしています。

エントリーは陽線ローソク足が1本確定した次の足あたりから乗っていけるとしています。

MA1本抜きサンドイッチパターン

こちらも同様に20MAをトレンド押しが天底でサンドイッチしているパターン。ポンド円4時間足です。
MAトレンド押し ポンド円
トレンド押しの最下部では120EMAが支える格好になっていて、これも切り下げトレンドラインの内側からエントリー出来るパターンだとしています。

ポンドドル、ポンド円ともに、120EMA(実線)が120SMA(破線)をゴールデンクロスした状態で絡んでいることを確認しましょう。

曖昧なMA2本抜きサンドイッチパターン

これは曖昧なパターンになります。
曖昧なMA2本抜きサンドイッチパターン
20MAと120MAを天底でサンドイッチしていますが、戻りにトレンドがついていないパターンです。

この場合は切り上げライン抜けが甘くなり、ラインへの戻りが入るとしています。

よって、しっかりとリテストを見てからエントリーを仕掛けるのが良いとしています。

FX土曜勉強会《92》エントリーパターン-6『MAトレンド押しを狙え』

雇用統計のある週のほとんどでドル円とユーロドルについてはトレードするようにしているそうです。方向性を見極めて早めに火曜日か水曜日までにはエントリーを済ませる、週末を迎えた時には決済指値に達していないが、金曜日夜の雇用統計の力を借りて決済指値まで後押ししてもらうとのことです。

FX土曜勉強会《92》エントリーパターン-6『MAトレンド押しを狙え』

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