2山連山とは、いわゆる「ヨコヨコドン」の際に見られる2つの山です。
あきチャン先生の『2山連山でドーン!』の動画を初めて見る方は、ダブルトップのことなのかと推測するかもしれませんが、それは間違いではないかもしれませんが正解ではありません。
よこよこドンはレートが周期的に(つまり横方向へ)調整する時に、20期間移動平均線へ寄って行ってから下落することになりますが、その横寄りの際に2つの山を作ることを「2山連山」としています。
2山連山の形
2山連山の形はこのようになります。チャートは米ドル・加ドルの4時間足足です。
横に推移する時に2つの山を作るということです。2つ目の山の頂上が20期間移動平均線にタッチしています。
よこよこドンのチェックポイント
よこよこドンは、横に推移し20期間移動平均線にぶつかると抑え込まれるように下落する様を表現しています。
Aは20期間移動平均線。実線の方が20EMA(指数平滑移動平均線)、破線の方が20SMA(単純移動平均線)となりますが、よこよこドンで寄りを確認するのは20EMAの方となります。
2山連山の2つ目の山の「(ローソク足の)実体が20EMAに絡んだ次の足から乗っていくのがコツとなる」としています。
その他の重要ポイント
抜けてきたところにレジサポラインを引く
”抜けてきたところ”とはBですが、この2つの安値に通したラインがサポートラインからレジスタンスラインへと変わり、レートが抑え込まれて横へ推移。よこよこドンに影響力を発揮しているのが分かります。
このラインは「2山連山の1つ目の山が出来たら引いてください」としています。
決済指値
決済指値は、アキちゃんメーターを使って値幅を取っています。
Mがアキちゃんメーター。「小さな戻りがあったら、こちら側に当てた方が良い」として、赤①に当てています。
このようにアキちゃんメーターを当てる起点は、時制的に進んだ位置にしていると思います。
特に詳しく解説されていないので、推測ですが、
波動をこのように見た場合には(これはよくあります)、①始値・②安値を持つローソク足は重複することになりますが、この場合には①が値幅予測の起点となります。
①の切り下げラインを平行移動したチャネルライン②からも、決済指値はそのあたりという予測になります。
120EMAとSMAのクロスの確認
4時間足チャートにとっての120期間移動平均線は、1つ上の時間足である日足を示す移動平均線となります。
黄色の囲みのように、120EMAが120SMAを上から下へ抜けるDC(デッドクロス)であることを確認します。
合わせて120MAの傾きが下方向に向かっていることも確認します。
この状態であればダウントレンドが継続しやすくなり、よりヨコヨコドンがより決まりやすくなるとしています。
4時間足チャートでは1つ上の時間足の日足は120MAですが、1時間足チャートの場合は1つ上の時間足は4時間足。その場合の移動平均線は80MAとなりますので注意しましょう。
FXプチ勉強会 エントリーパターン-5『2山連山でドーン!』
2山連山で20EMAに寄ったローソク足の実体が絡んだ次の足から乗るヨコヨコドンは、「かなりの高勝率で、そして見た目も分かりやすく獲れる」手法と、あきチャン先生は話しています。
このエントリーパターンは必殺技として必ずマスターしましょう。