底からの第1波がAのトレンドラインをブレイクし、またBのラス戻りラインも上抜けしたことで、押しを待ってロングエントリーを仕掛けることになります。
この時、第1波のちょうど半値くらいの押しが、トレンドラインを深めに割り込んだケースがピンク○の部分です。
このような場合はエントリーしずらいもので、次のエントリー根拠を待つことになりますが、では何をきっかけにしてどのようにエントリーをしていけば良いでしょうか。それを学習します。
最終トレンドライン
最終のトレンドラインとは、一番外側に出来るトレンドラインのことです。
③の高値に②からトレンドラインが引かれますが、①と②の高値を結んだラインよりも内側に位置しますので、最終トレンドラインはAとなります。
もし、④の高値が①よりも上に位置しているなら、④から①へのラインが最終トレンドラインとなります。
あきチャン先生はこのようにコメントしています。
黄色で囲った長い下ヒゲの扱いをどうするかでダウントレンドとするかどうかの判断が別れますが、このケースでは下ヒゲがあっても、あきチャン先生はトレンドとしています。よってAは切り下げラインではなくトレンドラインとしています。
到達予測
ロングエントリーをした場合の到達予測点は、①か②の高値が目標となります。最低でも②には到達するだろうとの予測になります。
最終トレンドラインへのリテストを待つ
目線は上固定で最終トレンドライン付近への押しを待つことになりますが、冒頭にある通り第1波の半値押しが、大きな陰線ローソク足を伴って深く入ったことにより、エントリーを一旦躊躇することになります。
深いリテストの際の対処方法
最終トレンドラインの外側に「最終切り下げライン」を引きます。
さらに最終切り下げラインを引く
黄色○は最終トレンドラインをブレイクした抜け足ですが、この高値に向けて①から切り下げラインCを引き下ろします。
最終切り下げラインをしっかり抜けるのを待つ
Cの切り下げラインを引いたら、次にこの切り下げラインCをしっかり抜けるのを待つことになります。
ⅰは大きなローソク足で抜けていますが、とにかくCのラインをしっかり抜けることを待つのが肝要です。
最終切り下げラインへのリテストを待つ
Cの最終切り下げラインをしっかり抜けたとしても、そこで飛び乗るのではなく、次の作業はCライン上への押しを待つことになります。
Cへの押しは、ピンク○の最終トレンドラインへのリテスト同様にラインで止まらずに再度割り込む結果となりました。
ライジングサンから乗る
としています。
ⅲがCラインから頭を出したライジングサン。このローソク足が確定した次の足からエントリーすることになります。
1時間足でも確認してみる
チャートは4時間足(オージードル・円)ですが、あきチャン先生は1時間足でも見てエントリー根拠を探っています。
ライジングサンの部分は、1時間足ではダブルボトムを作ってCラインを抜けて来ておりさらにエントリーを後押しする格好になっています。
学習動画 FX土曜勉強会《67》エントリーパターン-2 『最終トレンドラインを突破したら』
1時間足のダブルボトムからのライジングサンは、さらに細かく見るとネックラインへの押しをつけてからの上昇となっていました。そのように1時間足や15分足に落とすことによってより教科書的なトレード根拠を掴むことが出来るとしています。
今回のエントリーパターンは、かなり勝率の高いものだとされています。