切り上げラインと切り下げラインが交差すると、バッテンが出来ますが、このバッテンでのエントリーの仕方をあきチャン先生が動画で解説していましたので、まとめたいと思います。
ただ、ちょっと困ったことがありまして、動画の通りにCHFJPY(スイスフラン・円)4時間足チャートで切り上げラインと切り下げラインをひくと、XMのMT4では動画の通りの角度になりません。
たとえば動画の切り上げラインは赤い破線の角度なのですが、そのように切り上がりません。その原因ですが、
画像に示したように、4月29日の1本目のローソク足の始値(4時間足チャート)が、あきチャン先生のMT4(たぶん楽天)よりも低いレートから始まっているからでしょう。
そして切り下げラインについても角度が違うわけですが、OANDAのチャートでもXM同様に切り上げ、切り下げラインの角度が違います。
赤破線が動画のラインです。世界中のトレーダーみんながみんな、細かいところでは同じローソク足やラインを見て判断しているわけではないということは事実ですので、これは認識しておくべきでしょう。
ちなみに、たしか楽天はFXCMのはずですが、以下の通りピッタリのようです。
と前置きが長くなりましたが、XMの4時間足チャートのローソク足に従ってバッテンを作ると動画の解説とのニュアンスの違いが出ますので、動画の角度に合わせてバッテンをひいて、それをもとに解説をまとめます。
バッテンでのエントリーの仕方
下落してから横ばいの展開が1週間ほど続き、この後は上か下か?の局面でのショートエントリーで、バッテンを利用して判断をしています。
バッテンの左側は下抜けしているので(①)下有利、
右側は、
- 切り上げラインに頭を押さえられている(②)
- 切り下げラインに対しては下抜けしている(③)
という判断からバッテンの右側に入り込んだあたりからショートを仕掛けて行く、これが横寄りの獲り方になります。
①のところでウロウロしている時にはエントリーしない方が良いと解説されています。その理由は
- 移動平均線との乖離が大きいから
ちなみにチャートの移動平均線は、黄色っぽいのが20EMA(実線)と20SMA(破線)。その上の青っぽい線が120EMA(実線)と120SMA(破線)です。
横寄りでのエントリーの利点
あきチャン先生が「よこより」と話していますが、これは漢字で書くと「横寄り」となるのかな、と思うのですが、つまりは「横横」のことです。
このヨコヨコ推移からのエントリーを「けっこう好きだ」としていることに注目です。
その理由の一番は、近いところに損切りを置けるのでリスクが少ないということです。
また、エントリーしてからもマイナスになることなくジワジワとレートが推移してくれるとのこと。
リスクリワードの優れたトレードが可能な「横寄り」局面を常にチェックしておくようにしましょう。
ヨコヨコの周期のよみ方
4時間足チャートでバッテンを作るような横寄りの動きはけっこう長くなり、今回のスイスフラン円では1週間以上もヨコヨコの動きとなりました。
動画の解説を聞く限り、120期間移動平均線がもっと近いところにあるのなら、それに絡んで落ちて行くことも考えられたが、それが遠いところにあるため、周期的にそろそろかなと予測するのも良いようです。
このヨコヨコの周期のよみ方は、トップからの下落の期間(①)がおよそ1週間半なので、再度動きを見せるまでのヨコヨコの期間(②)も1週間半くらいと考えます。
横寄り&バッテンでのエントリーのまとめ
横寄り(ヨコヨコ)で細かなトレンドがついた場合は、
アップトレンドに切り上げライン、ダウントレンドに切り下げラインをひいて(必然的にバッテンができる)、バッテンの右側で③の下抜けを確認しながらショートエントリーをする、ということになります。
今回の学習動画 FXプチ勉強会 目線は長期足に聴け‼
バッテンの解説を行っているスイスフラン円は動画の後半11:45あたりからになります。
FXプチ勉強会 目線は長期足に聴け‼(2019/05/09 )
動画で触れられている、スイスフラン円の三角から四角へのチャートの変化についてはこちらの記事をご参照ください。
動画「FXプチ勉強会 目線は長期足に聴け」の前半部分のドル円についてはこちらの記事で書いていますのでご参照ください。