高値の段差からの2本のトレンドラインの効果と使い方

高値の段差からの2本のトレンドライン トレンド、波動

高値の連続するローソク足にレート差がある場合、陽線と陰線から、2本のトレンドラインを引くというやり方はポピュラーで多くの方がこのような引き方をしているのでしょうか?

高値の段差からの2本のトレンドライン

2本のトレンドラインを引いて、一体どのような使い方、メリットがあるのか。いかにもあきチャン先生らしい?斜め線の使い方を学習させてもらいましょう。

上の画像は4時間足のチャートなので、トレンドラインは2本の隣り合ったローソク足から引かれていて、正直ピンと来ないところもあるのですが、これを下位足の15分足チャートで見ると以下のようにトップと戻り高値からの切り下げラインとなります。

高値の段差からの2本のトレンドライン

ただ、動画の解説を聞く限りではトップの段差2点にはそれほど重要な含みは感じられず、それよりも支点(下の画像のC)の方が重要な印象を受けます。なのですが、2本のダウントレンドをひく何らかの理由については不明。ここは考えても仕方のないところなのかも、ということで現象にのみ注目します。

USDJPY4時間足 高値の段差からの2本のトレンドライン

  • A トレンドラインA
  • B トレンドラインB
  • C トレンドラインの支点となる高値
  • ① エントリーのポイント
  • ② ナンピン(追撃売り)のポイント
  • ③ 決済ポイント
  • ④ 決済目標の安値
  • ⑤ 第2波の切り上げライン
  • ⑥ 第2波のダブルボトム2点を通した切り上げライン

2本のダウントレンドラインを使ったエントリーの概要

トレードは、トレンドフォローとなる戻り売りを①と②で行っています(②はナンピン追加売り)。

当初に想定していたメインプランでは、①でエントリーして④まで下落してまず最初の決済をし、その後に戻ったところで再び戻り売りを仕掛けるというもので、つまり3-1波と3-3波狙いということだと思われますが、最初の3-1波が直近安値の④まで落ちきらずに横ヨコ推移となり決済出来ず、やむなく②でナンピンをするプランへの切り替えとなっています。

2本のダウントレンドラインはどのように機能したのか

下落1波からの2波(④からの上昇)の戻りは、大外のダウントレンド切り下げラインBにしっかりと抑えられて下落へ。

2波の切り上げライン⑤と、内側のダウントレンド切り下げラインAがクロスしたあたりを下抜けしたところから、飛び乗り的に①のエントリーを行っています。

②のナンピンのエントリーは、「内側のラインに戻ったところから」仕掛けています。

2本が作ったレジゾーン

2本の切り下げラインA,Bはレジスタンス・ゾーンとして機能しました。

大外ラインBにタッチした場合は、内側の切り下げラインAを下抜けしたところから打ち込んでいってOK

としてします。

飛び乗りOKの理由

その理由については、切り下げラインが1本の通常の場合であれば

ダブルを切り下げラインにつけて落ちて行くことが多い(※Bにタッチして下落しても、もう一度戻って2点目をつけに行くの意と思われます)

わけですが、今回の2本の切り下げラインが引かれるレジゾーンの場合は

大外のラインBにタッチして落ちると、次に内側のラインAが気にされ始めるから、外側ラインに戻ることはまずない

としています。

※私見 つまり、最初の戻り(第2波)は外側の切り下げラインBを目指してそれを達成。次に内側切り下げラインAを割った時点から主役はAに移った、ということかと思われます。

よって今回の場合、①のエントリーは内側のラインAを下抜けたところからまずは乗って行く。その内側ラインAに戻ってきたところからの戻り売り②のトレードとなっています。

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