ハーモニックは実践上、トレンドパターンとトレンドレスパターンに分類するとターンポイントDからの値幅を予測しやすくなります。
どのような状況でハーモニックが発生したのか、環境認識が非常に重要となりますので怠らないようにしましょう。
このトレンド/トレンドレスパターンは、あきチャン先生流のハーモニックの分類と使い方を、さらに進化させることになりそうです。
トレンドパターンのハーモニック
トレンドパターンのハーモニックとは、Mの左側のハーモニックのXAが第3波となっているケースです。
Mの左側がトレンドの第3波で作られた時には、D点からの反転が強く大きく出ることになります。
- 1 上昇トレンドを付けたハーモニックのXA
- 2 上昇トレンドの半値(フィボナッチの50%)
- 3 目標指値位置
トレンドパターン半押し
今回のドル・スイスフランのハーモニックは「トレンドパターン半押し」とされるもので、ターンポイントDからの反転が、上昇トレンドの半値押し位置から反転し、強く上昇する1本波形を形成するパターンになります。
1本波形とは、大きな押し目を作る動きをしないで上昇することで、いわば「押し目待ちに押し目なし」の波形です。
決済指値について
トレンドレスパターンのハーモニックでは勢いよくチャネル上限まで到達するとされるので、目標指値は途中決済を入れず、チャネル上限ラインとなります。
トレンドレスパターンのハーモニック
こちらはトレンドレスのパターンです。チャートはニュージーランドドル・ドルの4時間足です。
- 1 親波の下落波
- 2 もみ合い
- 3 Mの2つのトップ(A,C)同士を結んだライン
決済指値について
トップAとCの2点を結んだラインまでの上昇を想定するべきですが、ただしトレンドパターンのように一本では上がって行かないので、一度決済して乗り直すのが良いでしょう。
一旦の決済目標は、ターンポイントDが
- ガートレーで76.4%なら23.6%まで
- バットで88.6%なら11.4%まで
あきチャン先生の動画:FX土曜勉強会《161》『三角から四角への変体を獲る』
Y氏はハーモニックの4パターン(ガートレー、バット、バタフライ、クラブ)を4カテゴリ16パターンに分類して使用されているそうです。
あきチャン先生も久しぶりにあきチャンノートに書き加えたというほどですから、とても価値のある内容です。ぜひ上記動画をご覧になって勉強してみてください。