あきチャン先生の動画「長いレンジ抜けを獲るちょっとしたコツ」の学習ノートです。
長いレンジとは、価格が揉んだ期間が3~4週間ほどになるレンジのことになります。
この長いレンジの注目するべきポイントは、エネルギーが溜まっているので、レンジを抜けたなら勢いよく伸びていくところです。
ぜひ狙いたいケースとなるのでしっかりと学習します。
長期レンジ USDJPY4時間足
長いレンジではリテストが小さい
レンジ抜けをトレードする基本としては、抜けてリテストからエントリーということになりますが、3~4週間ほどエネルギーが溜まった長いレンジの場合には、リテストはアクセント程度で一気に伸びていくことが多いので、なるべくならリテストを待たずにレンジの中からエントリーするのが望ましいとされています。
逆に言えば、コツを押さえることが出来ればリテストを待つ必要が無いので初心者にとっても乗りやすいパターンとなります。
フィボナッチ38.2%のヨコ揉みに着目
レンジになる時は、親波にフィボナッチ・リトレースメントをあてると38.2%のあたりで抑えられることがあります。
戻りはフィボナッチ・リトレースメントの50%から61.8%あたりが通常とされますが、38.2%程度しか戻らない場合には、その分、下降するパワーが不足して底値をしっかりとブレイクして行くことが出来ないということが起こります。
今回のケースでは(画像の中央のあたり)、一旦は底値(フィボナッチ0%のところ)をブレイクはしたものの、長い下ヒゲとなりローソク足実体は親波の底値まで戻されていることからも、戻り不足だったと言えるでしょう。
38.2%で抑えられてレンジ内のヨコ揉みとなっていると見ると、レンジを抜けて上昇するシナリオが想定されます。
逆張り
ただし日足チャートではダウントレンドなわけですから、4時間足チャートのレンジ抜け上昇シナリオはあくまでも逆張りとなることに注意です。
目線を切り替えたポイント
日足チャートのチャネルの底に達した時点では、下目線でした。よって4時間足チャートでは最後の第4波・第5波を想定してトレンドフォローの戻り売りを仕掛けています。
つまり第4波・第5波の動きでは、ずっと「下目線」だったわけです。第5波が底値を下抜けして行った時点では、当然ながら、さらなら下落に付いて行く構えでしたが、第5波が戻りを見せたことによって、目線を「上目線」へと切り替えることになります。
レンジ内で1トレンド発生で押し目から乗る
レンジ内で1トレンドつけるかどうかは非常に重要なことになります。1トレンドあればレンジの中からエントリーが可能となります。
黄色の矢印のトレンドがあったので、押し目からEでのエントリーが可能となっています。
レンジ内でトレンドがつかないケースは、レンジの中から乗っていくことが出来ないことになります。そのような場合はレンジを抜けてからのエントリーとなります。
4点目は抜けやすい
いわゆるアノマリーと云われるものですが、「4点目は抜けやすい」を利用して、切り下げラインを4点目で抜けて行くことを想定しています。
切り下げラインAに対して、①②③ではレジスタンスされていましたが、4点目となる④では上抜けしました。このAの切り下げラインはフィボナッチ38.2%レンジに沿うラインですので、切り下げライン4点目の上抜けはイコール、レンジ上抜けとなります。
ちなみに「3点目アノマリー」についてはこちらの記事をご覧ください。
120EMAと120SMAのクロスを確認する
レンジ抜けを獲りに行く大前提として120EMAと120SMAのクロスの確認を忘れないようにします。
Bが120EMA(実線)と120SMA(破線)がゴールデン・クロスしているポイントとなります。EMAがSMAの上になると、上昇をしようとするサインとなるので見落としをしないように常にケアしましょう。
4時間足チャートの120期間移動平均線は、日足チャートの20期間移動平均線となります。
決済指値の値幅と位置
値幅予測は、あきチャンメーターを使用しています。
Cが、あきチャンメーター。Tが決済指値位置です。Tのところに見える移動平均線は600期間移動平均線で、これは週足の20期間移動平均線となりますが、これも指値の位置を判断する材料の一つとなっています。
長期ウェッジ NZDJPY4時間足
ニュージーランド円はクロス円なので同じような期間揉んでいましたが、ドル円とは違ってウェッジを形成していました。
ウェッジの場合は切り下げラインをしっかりと引く
ウェッジの場合には切り下げラインを引けるだけ引くとして、3本の切り下げラインを引いています。
ウェッジでパワーが溜まっているので3本の切り下げラインを上へ抜けていくところを当然ながら狙います。
切り下げラインを20期間移動平均線が上抜けでエントリー
その狙い方ですが、3本の切り下げラインを20期間移動平均線とローソク足が一緒に上抜けする(④のピンク囲み部分)のを確認してエントリーをします。
重要ラインの確認
重要ラインの解説があります。重要ラインとは⑤の黄色いラインのことです。
この⑤のラインは週足のラインで、
週足チャートのダブルトップのエネルギー分の下降を達成したライン(黄色のライン)となります。このラインは非常に重要としています。
4時間足チャートに戻りますが、その週足の重要ラインが⑤のラインとなります。
週足の重要ラインの⑤を⑥の破線矢印のように、一度は抜けたものの「抜けが甘く」ライン上に戻ってくると「間違いなく上に行く」としています。エントリーはEからです。
120期間移動平均線のクロスを確認する
120EMAとSMAのクロス(今回はゴールデン・クロス)を確認します。⑦の囲みですが、切り下げラインを上抜けする一週間前にはすでにGCしています。
初心者にも簡単なパターン
このニュージーランド円の長期ウェッジのパターンは、トレンドラインさえ引ければ、その抜けを単純に狙ってロングエントリーをするだけとなります。リテストや押し目の判断などが省かれるので、初心者も取りやすい簡単なパターンであるとしています。
長期レンジ AUDJPY
オージー円のレンジは、ニュージーランド円の長期ウェッジとドル円の長期レンジのちょうど中間のような形のレンジとなりました。
ウォルフ崩れの03ライン
ドル円のようにレンジの中で1トレンドをつけることが無かったので、エントリーは切り下げライン抜けからとなっています。
①のあきチャンメーターですが、ウォルフ波動が崩れた03(ゼロ・スリー)ラインとなります。
ウォルフ波動のためにはもう一つ下落が必要だったのですが、その下落が無いウォルフ崩れのラインとしています。ウォルフの14ラインからそれぞれ1を引いて03ラインと呼んでいると解説しています。