相場は上がり過ぎると下がり、下がり過ぎると上がるというようにどこかで転換してバランスを取ります。この転換の場面に現れるのが「ウォルフ波動」です。
例えば、上昇トレンドの場合は高値更新と安値更新を続けてきますが、やがて高値の更新幅が鈍ってきます。
この減速した高値の側にライン(ピンクのライン)を引いた時に①③⑤の3点がライン上に並び、安値②④が切り上がった形がウォルフ波動です。
④は①よりも低い位置にあることが条件となります。
①から④へ引かれたライン(黄色のライン)がウォルフターゲットとなります。
トレードは、⑤からウォルフターゲットラインまでを狙うことになります。
矢印Aが狙いの区間です。
さらにウォルフターゲットラインに到達すると反発があるので
矢印Bの反発も狙えることになります(トレンドが転換すると逆張りになるので注意が必要です)。
下降トレンドの場合も同様に、安値と高値の切り下げが減速して安値のラインに3点をつけることになります。
戻り高値の②④は切り下がり、④が①よりも上に位置するとウォルフ波動の形となります。
ウォルフ波動を見つける時のポイント
ウォルフ波動は、気が付かなけばウェッジやフラッグやトライアングルとして見過ごすこともあるかもしれませんが、ウォルフ波動を見つける時のポイントは4点目の④に着目するのが良いと、あきチャン先生は解説しています。
ウォルフ波動の4点目は最後の戻り高値(アップトレンドの場合は最後の押し安値)ですから、④から③⇒②⇒①と辿るのが良いとしています。
アップトレンドの大半がウォルフ波動の動きとなっていることもありますので、しっかりとチャートを見ていきましょう。
ウォルフターゲットの鉄則
ウォルフ波動を見つける目的は、ウォルフターゲットのラインを引くことにあります。①から④を通る黄色のラインです。
ウォルフ波動はバランスを取る波動ですので、上昇していたのなら下降へ、下降していたのなら上昇方向へと転換してバランスを取ることになります。その方向を示すのがウォルフターゲットラインとなります。
つまり①⇒④へ伸びるウォルフターゲットは、それまでの方向とは反対の方向を示すことになります。
上昇トレンドで出現するウォルフ波動の4点目④は1点目①よりも低い位置にあることが鉄則となります。
下降トレンドで出現するウォルフ波動の4点目④は1点目①よりも高い位置にあることが鉄則となります。
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