2026年4月6日から4月10日にかけてのドル円相場は、週初めに159円台後半を付けた後、週半ばにかけて円高方向に振れ、最終的には159円台前半で引けるという展開でした。
ドル円の為替レート推移(終値ベース)
終値(USD/JPY)前日比(%)
4月6日(月)159.68 —
4月7日(火)158.72 -0.61%
4月8日(水)158.64 -0.05%
4月9日(木)159.11 +0.30%
4月10日(金)159.26 +0.09%
今週の相場のポイント
週前半:円買いの強まり
週明けの6日は159.68円と高値圏で推移していましたが、7日から8日にかけては利益確定の動きや、米国の経済指標(雇用関連や物価指標への警戒感)を背景にドルが売られ、一時158.60円付近まで値を下げました。
週後半:ドルの買い戻し
週後半になると、米連邦準備制度理事会(FRB)高官によるタカ派的な発言や、エネルギー価格の高騰に伴う米長期金利の上昇を受け、再びドルを買い戻す動きが強まりました。
週末の着地
金曜日の10日は、159円台を維持したまま取引を終えています。依然として底堅い推移を見せていますが、160円という心理的節目を前に、市場の警戒感も入り混じった一週間となりました。
最近は原油価格や中東情勢のニュースも相場に影響を与えやすい状況ですが、来週も引き続き注目が必要そうですね。
月曜日 4月6日 欧州香港中共休場 23:00メリケンISM非製造業景況指数
火曜日 4月7日 香港休場 星3経済指標なし
水曜日 4月8日 11:00新西蘭政策金利 27:00国際金融資本FOMC
木曜日 4月9日 21:30メリケンGDP・PCEデフレーター
金曜日 4月10日 21:30メリケンCPI・加雇用失業
週始めのドル円展望
今週(2026年4月6日週)のドル円相場は、**「地政学的リスクによる有事のドル買い」と「原油高に伴うインフレ懸念」**が交錯し、160円の大台を巡る極めて神経質な展開が予想されます。
イラン情勢を踏まえたポイントを簡潔にまとめました。
1. イラン情勢と「有事のドル買い」
先週、トランプ大統領の早期終結を示唆する発言で一時的にドル売りが優勢となる場面もありましたが、その後の「攻撃強化」を示唆する強硬姿勢や、イラン側の報復示唆により、紛争の長期化懸念が再燃しています。
ドルの独歩高: 「有事のドル買い」が継続しており、ドル円は160円を伺う水準(現在159円後半)で推移しています。
円の立ち位置: 本来なら「有事の円買い」が起きる局面ですが、エネルギー自給率の低い日本にとって原油高は貿易赤字拡大に直結するため、円買いの動きは限定的です。
2. 原油価格高騰によるインフレ再燃
ホルムズ海峡の緊張状態が続いていることで、原油価格が高止まりしています。
米利下げ期待の後退: 3月の米雇用統計が堅調だったことに加え、原油高がインフレを押し上げる要因となるため、FRBによる早期利下げ観測がさらに後退しました。これが日米金利差の維持を意識させ、ドル高を後押ししています。
3. 今週の注目ラインと警戒事項
上値の目処: 160.00円〜161.00円
160円の大台を明確に突破した場合、次のターゲットは162円前後になるとの見方が強まっています。
為替介入の警戒: 160円台への突入は、日本政府・日銀による為替介入への警戒感を一気に高めます。ただし、現在のドル高が「地政学リスク」という明確な外部要因によるものであるため、介入の効果は限定的との見方も根強いです。
結論
今週は経済指標(10日の米CPIなど)以上に、**イラン情勢に関する突発的なヘッドライン(ニュース)**が相場を支配する「ヘッドライン相場」となるでしょう。情勢が悪化すればドル買い・原油高・円安が加速し、160円を突破する可能性が極めて高い状況です。






















