2026年5月18日(月)〜5月22日(金)のドル円(USD/JPY)は、158円台後半を中心に小幅なレンジ推移となりました。 全体として底堅い動きで、週初から週末にかけて徐々に上値を試す展開でしたが、大きなブレイクはなく、介入警戒感が上値を抑える形になりました。
日別おおよその動き(終値ベースの参考値)
・5月18日(月): 約158.84円前後(小幅安 or 横ばい)。前週からの流れを引き継ぎ、158円台後半で推移。
・5月19日(火): 約159.07〜159.08円(小幅高)。やや買い優勢。
・5月20日(水): 約158.92〜159.03円(小幅安)。
・5月21日(木): 約158.89〜158.99円(ほぼ横ばい)。
・5月22日(金): 約159.02〜159.15円(小幅高)。週高値圏で終了。
週間レンジ: おおよそ158.5〜159.2円台(高値159.2円前後、安値158.5〜158.7円付近)。週間では+0.2〜0.5%程度の上昇と、緩やかなドル高・円安基調でした。
主な背景・要因
(1)米金利高・ドル強含み
中東情勢(米イラン関係)の不透明感から原油価格が高止まりし、米インフレ懸念が再燃。米長期金利が上昇し、ドル買いを支えました。FRBの利下げ観測が後退したこともドルを下支え。
(2)円安是正介入への警戒
4月末に160円台で政府・日銀が介入した水準を意識。158〜159円台では介入警戒が強く、急激な円安は抑制されました。日銀の公表値でも週間値幅が小さかったことが確認されています。
(3)日本国内要因
日本のコアCPI(消費者物価指数)が予想を下回るなど、追加利上げ期待がやや後退した点も円の重石となりました。一方で、財政拡大懸念なども意識されました。
テクニカル的な見方
・抵抗線: 159円台前半〜159.5円付近(上値重い)。
・支持線: 158円台前半(底堅い)。
・4月末の急落(介入後)からの戻り局面が続いており、フィボナッチ戻し水準付近での攻防が見られました。160円再接近には介入リスクが伴う状況です。
総括
この週は「原油高・米金利高 vs 介入警戒」の拮抗で、方向感に乏しいレンジ相場となりました。ドル円は底堅さを維持しつつ、大きな動きは控えめ。来週以降は米経済指標や中東情勢、日本CPIの結果、G7などの国際会議動向が鍵となりそうです。
月曜日 5月18日 星3経済指標なし
火曜日 5月19日 8:50日本GDP
水曜日 5月20日 18:00ユーロHICP 27:00米FOMC
木曜日 5月21日 星3経済指標なし
金曜日 5月22日 8:30日本CPI 15:00独GDP
週初のドル円見通し
今週(5月18日(月)〜22日(金)のドル円は、ドル高・円安優勢の基調が続きやすい一方で、158〜160円台前半のレンジでの神経質な推移が想定されます。前週の158円台回復・定着を背景に、上値試す展開がメインですが、介入警戒感と主要経済指標が鍵となります。
基本的な見通し
・上昇ドライバー: 米金利高(インフレ再燃懸念)、中東情勢の長期化リスクによる有事のドル買い、原油高。FRBの利下げ期待後退がドルを支える。
・抑制要因: 日本の通貨当局による158〜160円近辺の強い介入警戒(覆面介入やレートチェックの可能性)。日本側経済指標(GDP、CPI)がタカ派寄りなら円買い圧力も。
・想定レンジ: 157.50〜160.50円程度(上抜け時は161円台も視野、下値は156円台後半でサポート)。多くのアナリストがドル高継続を予想しつつ、修正安の可能性も指摘。
日ごとの注目ポイント(主な経済指標)
・5月18日(月): 中国経済指標(鉱工業生産・小売売上高)など。米住宅市場指数も。週初は前週末の流れを引き継ぎやすい。
・5月19日(火): 日本1-3月期GDP(速報)(前期比+0.3%前後予想)。弱い内容なら円安要因、強いと円買い。米FOMC議事録(後半)も注目。
・5月20日(水): グローバルPMI(速報)、米住宅着工件数など。米指標が強いとドル押し上げ。
・5月21日(木): 日本貿易収支、米経済指標各種。FOMC議事録の影響が残る可能性。
・5月22日(金): 日本4月全国CPI(コアCPI予想1.7〜1.8%前後)。インフレ上振れなら日銀追加利上げ観測→円高圧力。米指標(ミシガン大消費者信頼感など)も。週末ポジション調整に注意。
テクニカル・市場センチメント
・前週末終値近辺は158円台後半〜159円近辺で推移(変動あり)。上昇トレンドラインを維持しており、158円割れを維持すれば押し目買いが入りやすい。
・抵抗線: 159.50〜160円台、心理的節目160円。
・支持線: 157.50〜158円、156円台後半。
・RSIなど過熱感が出やすいため、急騰後の修正安(155円台テストの可能性)も一部予想で警戒。
全体の印象とリスク
・今週は「ドルファンダメンタルズ強気 vs. 介入・日本側指標」の綱引きが続きそうです。前週同様、158円台を軸に上値試す展開がメインですが、160円接近で介入警戒が強まる公算大。地政学リスク(中東)や原油動向も引き続き影響します。
注意: 為替は突発要因(介入実弾、要人発言、地政学ニュース)で急変動しやすいです。実際の取引では最新レート・ニュースを必ず確認し、リスク管理を徹底してください。この見通しは市場情報に基づく一般論であり、投資判断は自己責任でお願いします。






















