2026年3月30日~4月3日週のトレード検証メモ【160円を超え介入警戒】

ドル円一週間の動き 2026年3月30日~4月3日週 検証

今週からロンドンは夏時間。
ドル円一週間の動き 主なポイント

週前半:円の買い戻しが優勢
週明け30日から31日にかけて、一時158円台半ばまで円高が進行しました。年度末の決済に伴う実需の円買いや、それまでのドル高に対する調整の動きが主な要因です。

週後半:ドルの買い戻しと地政学リスク
4月に入り、新年度相場が始まると再びドルが買い戻される流れとなりました。特に中東情勢(ホルムズ海峡などの緊張)を背景としたエネルギー価格への警戒感や、日米の金利差を意識した円売りが根強く、週末にかけて再び160円の大台をうかがう水準まで戻しています。

米雇用統計の影響(4月3日)
週末3日には米労働省から3月の雇用統計が発表されました。労働市場の底堅さが確認されたことで、米連邦準備制度(FRB)による利下げ開始時期が後ずれするとの観測が強まり、ドル高・円安を後押しする結果となりました。

まとめ
週初は160円を目前にした利益確定の円買いが見られましたが、終わってみれば底堅い米経済指標と地政学的な不透明感から、ドル高基調が維持された一週間と言えます。159円台後半での着地となっており、次週以降、再び160円の心理的節目を突破するかが焦点となりそうです。
ドル円一週間の動き 2026年3月30日~4月3日週
右下は原油1時間足チャート。2026年4月2日にドル円が、翌3日に原油価格がそれぞれ急騰したタイムラグには、「市場が何をリスクとして織り込んだか」という優先順位の違いと、物理的な供給リスクの表面化という2つの側面が関係しています。

結論から言えば、4月2日は「政治・軍事的な有事のショック(心理面)」、**4月3日は「実需と物理的な封鎖リスク(物理面)」**が主導したためです。

1. 4月2日:心理的・軍事的な「有事のドル買い」
4月2日のドル円急騰は、トランプ政権による対イラン強硬姿勢の表明や、停戦期待の剥落といった**「地政学ニュース」に対する即時反応**でした。

ドルの役割: 為替市場では、中東で戦火が拡大する兆しが見えた瞬間に、世界で最も流動性の高い安全資産である「ドル」に資金が逃避します(有事のドル買い)。

円売りの加速: 同時に、日本はエネルギーを中東に依存しているため、「戦争=日本の貿易赤字拡大=円安」という連想ゲームが瞬時に働き、実需に先んじて投資家が円を売り浴びせました。これが原油に先んじてドル円が跳ね上がった理由です。

2. 4月3日:実需と物理的な「供給コスト」の爆発
一方で、原油価格がさらに一段と急騰(112ドル超など)したのは、翌3日にかけて具体的な物流・供給の壁が明らかになったためです。

ホルムズ海峡の「通行料」報道: 4月3日、イラン側がホルムズ海峡を通過する原油に対して「1バレルあたり1ドルの通行料」を課すといった具体的な通航制限の動きが報じられました。

戦争保険の引き受け停止: タンカーに対する「戦争危険保険(War Risk)」の料率が通常の数十倍に跳ね上がったり、引き受け自体が停止されたりする動きがこのタイミングで決定的となりました。

タイムラグの正体: 為替は「噂(ニュース)」で瞬時に動きますが、原油(実物資産)は「実際にタンカーが動けなくなる」「運賃や保険料が確定する」といった、物理的なコスト増が裏付けられた瞬間にパニック的な上昇を見せる傾向があります。

イースター休暇の影響について

2026年のイースター(復活祭)休暇は、金融市場にとって**「流動性の低下」と「リスクの増幅」**という2つの側面で大きな影響を与えました。

2026年のイースター日程は以下の通りです。

4月3日(金):グッド・フライデー(聖金曜日)

4月5日(日):イースター・サンデー(復活祭)

4月6日(月):イースター・マンデー

この日程を踏まえると、4月2日から3日にかけての動きには以下の背景が加わっていたと考えられます。

1. 欧米市場の休場による「薄商い」
4月3日(金)は欧米の主要市場がグッド・フライデーで休場、または短縮取引となっていました。

流動性の欠如: 市場参加者が極端に少ない状態では、わずかなニュースや注文でも価格が大きく飛びやすくなります。

急騰の増幅: 4月3日に原油価格がさらに一段と跳ね上がったのは、中東の物理的な供給リスク(保険料高騰など)という強い材料に対し、市場の流動性が低かったために**「売り手不在」の状態で価格が吊り上がった**側面があります。

2. ポジション調整と「休暇前」の駆け込み
4月2日(木)は、多くの欧米トレーダーにとって「4連休前」の最終取引日でした。

リスク回避のドル買い: 連休中に中東情勢がさらに悪化する(例えばイランによる報復やホルムズ海峡の完全封鎖など)ことを恐れた投資家が、休暇に入る前に「念のためドルを買っておく」「円を売っておく」というポジション調整を急ぎました。これが2日木曜日のドル円急騰に拍車をかけた一因です。

3. 日本市場(東京)の孤立
欧米が連休に入る一方で、日本市場は通常通り動いていました。

東京時間の主導: 世界的な流動性が落ちる中、エネルギー不安を抱える日本市場の反応がダイレクトに価格に反映されやすい状況でした。3日の原油急騰が日本時間でも顕著だったのは、輸入コスト増を懸念した実需勢の動きが、閑散とした海外市場の隙間を縫うように価格を押し上げたためと言えます。

まとめ
イースター休暇の影響を整理すると、「連休中に何が起こるかわからない」という不安が2日のドル買いを加速させ、「参加者が少ない中で出た悪材料」が3日の原油急騰を劇的なものにした、という構図になります。

マーケットが本格的に落ち着きを取り戻すのは、週明け4月7日以降の全市場再開を待つことになりますが、それまでは不安定な値動きが続きやすい環境でした。
by Gemini

月曜日 3月30日 23:30国際金融資本FRBパウエル

ドル円5分足チャート
ドル円5分足チャート 月曜日 3月30日

東京時間 ドル円1分足チャート
東京時間 ドル円1分足チャート 月曜日 3月30日

ロンドン時間 ドル円1分足チャート
ロンドン時間 ドル円1分足チャート 月曜日 3月30日

ニューヨーク前半 ドル円1分足チャート
ニューヨーク前半 ドル円1分足チャート 月曜日 3月30日

火曜日 3月31日 15:00大英帝国GDP 18:00神聖ローマ帝国HICP 21:30加GDP

ドル円5分足チャート
ドル円5分足チャート 火曜日 3月31日

東京時間 ドル円1分足チャート
東京時間 ドル円1分足チャート 火曜日 3月31日

ロンドン時間 ドル円1分足チャート
ロンドン時間 ドル円1分足チャート 火曜日 3月31日

ニューヨーク前半 ドル円1分足チャート
ニューヨーク前半 ドル円1分足チャート 火曜日 3月31日

水曜日 4月1日 8:50日銀短観 21:15メリケンADP雇用統計 21:30メリケン小売売上高 23:00メリケンISM製造業景況指数

ドル円5分足チャート
ドル円5分足チャート 水曜日 4月1日

東京時間 ドル円1分足チャート
東京時間 ドル円1分足チャート 水曜日 4月1日

ロンドン時間 ドル円1分足チャート
ロンドン時間 ドル円1分足チャート 水曜日 4月1日

ニューヨーク前半 ドル円1分足チャート
ニューヨーク前半 ドル円1分足チャート 水曜日 4月1日

木曜日 4月2日 墨西哥休場 10:00トランプ大統領演説 星3経済指標なし

ドル円5分足チャート
ドル円5分足チャート 木曜日 4月2日

東京時間 ドル円1分足チャート
東京時間 ドル円1分足チャート 木曜日 4月2日

ロンドン時間 ドル円1分足チャート
ロンドン時間 ドル円1分足チャート 木曜日 4月2日

ニューヨーク前半 ドル円1分足チャート
ニューヨーク前半 ドル円1分足チャート 木曜日 4月2日

金曜日 4月3日 欧米&新嘉坡香港休場 21:30メリケン雇用統計 23:00メリケンISM非製造業景況指数

ドル円5分足チャート
ドル円5分足チャート 金曜日 4月3日

東京時間 ドル円1分足チャート
東京時間 ドル円1分足チャート 金曜日 4月3日

ロンドン時間 ドル円1分足チャート
ロンドン時間 ドル円1分足チャート 金曜日 4月3日

ニューヨーク前半 ドル円1分足チャート
ニューヨーク前半 ドル円1分足チャート 金曜日 4月3日

今週月曜日時点のドル円の展望

今週(2026年3月30日週)のドル円相場は、地政学リスクと日米の経済指標が交錯し、ボラティリティの高い展開が予想されます。特に中東情勢(ホルムズ海峡の緊張)に伴うエネルギー価格への影響が、日本の輸入コスト増大を通じて円安圧力を強める一方、有事の円買いが入り混じる複雑な状況です。

## 今週のポイント
想定レンジ:158.50円 〜 162.00円
週明けの市場は160円近辺で推移しており、底堅い動きを見せています。

地政学リスクの注視
イラン情勢を含む中東の軍事的な動きが激化した場合、原油価格の高騰がドル円をさらに押し上げる可能性があります。同時にリスクオフの円買いが一時的に強まる可能性もあり、上下に振れやすい局面です。

米国の重要指標
週末に控える米雇用統計が最大の注目点です。労働市場の堅調さが維持されれば、FRBの利下げ観測が後退し、ドル高要因となります。

日銀の姿勢と介入への警戒
160円台に乗せてきたことで、政府・日銀による円安牽制発言や為替介入への警戒感が一段と高まっています。162円付近は防衛ラインとして意識されやすいでしょう。  by Gemini


タイトルとURLをコピーしました