2026年4月13日から17日の週のドル円相場は、159円台を中心とした高値圏での攻防が続く一週間となりました。心理的・テクニカル的な節目である160円を目前に、緊迫感のある展開となっています。
今週の動きの主なポイントをまとめました。
ドル円相場の推移(終値ベース)
日付 終値(USD/JPY) 前日比
4月13日(月) 159.21円 —
4月14日(火) 158.79円 -0.26%
4月15日(水) 158.80円 +0.01%
4月16日(木) 159.19円 +0.24%
4月17日(金) 158.64円 -0.34%
今週の主なトピックス
1. 160円を巡る攻防と介入への警戒感
週明け13日には一時159円台に乗せ、市場では160円到達へのカウントダウンが意識されました。しかし、日本政府・日銀による為替介入への警戒感が非常に強く、159円台後半では利益確定の売りや、円買い戻しの動きが入りやすい状況が続きました。
2. 米国の経済指標と長期金利
米国の景気堅調さを示す経済指標が相次いだことで、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ開始時期がさらに後ろ倒しになるとの観測が強まりました。これにより米長期金利が底堅く推移し、ドルを支える要因となりました。
3. 中東情勢によるリスク回避の動き
週後半、特に17日(金)には、中東情勢の緊迫化(一時的な情勢悪化の報道など)を受け、リスク回避の「円買い」が強まる場面がありました。週末にかけて158円台半ばまで押し戻されたのは、こうした地政学リスクに対するポジション調整の影響も大きいと考えられます。
今後の展望
市場の関心は、4月21日に期限を迎える中東の暫定停戦の行方に集まっています。交渉が難航し緊張が高まれば、さらなるリスク回避の円買いが起こる可能性がある一方で、米国のインフレ圧力が継続すれば、再び160円を試す局面も十分に考えられます。
当局の口先介入のトーンも強まっており、160円の大台を突破するかどうかが、次週以降の最大の焦点となりそうです。
月曜日 4月13日 15:15日銀発言 星3経済指標なし
火曜日 4月14日 星3経済指標なし
水曜日 4月15日 星3経済指標なし
木曜日 4月16日 11:00中共GDP 15:00大英帝国GDP 18:00神聖ローマ帝国HICP
金曜日 4月17日 星3経済指標なし
週初の見通し
今週(2026年4月13日週)のドル円相場は、**「160円の大台を意識した高値圏での推移」**がメインシナリオとなりそうです。現時点での市場環境と注目ポイントを整理しました。
1. 現在の相場水準(2026年4月13日時点)週明けのドル円は159.70円〜159.80円近辺で推移しています。先週後半からの流れを引き継ぎ、160円という心理的・節目となるラインを目前にした「緊張感のある底堅さ」が見て取れます。
2. 今週の主な注目材料今週は、日米の金利差を再確認する局面が続くと予想されます。
・米国の景気後退懸念と金利の見通し:米連邦準備制度(FRB)の政策スタンスに影響を与える経済指標が焦点となります。雇用統計や物価関連の指標が強ければ、ドル買い圧力がさらに強まり、160円を突破する可能性が高まります。
・日銀の政策期待:今月末(4月28日)に控える**日銀展望レポート(Quarterly Outlook Report)**を前に、政策修正に向けた思惑や、当局者による口先介入への警戒感が相場の重石となります。
3. テクニカル・需給面でのポイント
・レジスタンス(上値) 160.00円。ここを明確に超えると、ストップロスを巻き込んだ急伸のリスクがある一方、政府・日銀による実弾介入への警戒が最大級に高まります。
・サポート(下値) 158.60円〜159.00円。先週の推移から、158円台半ばは比較的強いサポートとして機能しています。
・地政学リスク 中東情勢(ホルムズ海峡の動向等)による原油価格の変動は、実需筋(輸入企業)の円売り需要を誘発しやすいため、引き続き注意が必要です。
まとめ
今週は**「160円を伺う展開だが、介入への恐怖心から上値も重い」**という、神経質なレンジ相場が想定されます。
もし160円を突破し、そこが「定着」するような動きを見せた場合、本邦当局がどのタイミングで動くかがマーケット最大の関心事となるでしょう。投資判断に際しては、米国の金利動向に加え、日本当局者の発言トーンの変化に十分ご注意ください。






















