ディセンディング・トライアングルは三角の形として認識出来ないということもあるかもしれませんが、安値側に水平底辺があり、高値側が徐々に切り下がっているような時はディセンディング・トライアングルと言えます。
ちなみに、ディセンディングとは降順のような意味です。その反対が昇順のアセンディングです。
ここで取り上げるディセンディング・トライアングルは以下のような形です。チャートはドル円4時間足です。
高値3点だけでも、いわゆる「3点目アノマリー」からの跳ね返される(この場合は下落する)イメージを持ちますが、それがディセンディングの場合には、下落した際の目安となるディセンディング・ターゲットラインを引くことが可能になります。
ディセンディング・ターゲットラインの引き方
ディセンディング・ターゲットラインを引くは、ディセンディング(高値側)の起点を①として以下のようにナンバリングをします。
ディセンディング側は①、③、⑤、トライアングルの底辺側は②、④となりますが、この①と④を結んだ線がディセンディング・ターゲットラインとなります。
ディセンディング・ターゲットラインの使い方
ディセンディング・トライアングルから下落をした場合は、ディセンディング・ターゲットラインまでの下落の到達を想定することになります。
また、①から④への長さ分を、④から伸ばしたところがディセンディング・トライアングルの到達点と考えることが出来ます。
もちろん、下落の到達点は上位足トレンドやライン、他の節値などの影響により都度判断を要することになりますが、①④幅の同じだけ下に出るのがディセンディング・ターゲットの理想的な値幅予測となります。
今回の学習動画のFX土曜勉強会《97》トレード動画『目線の切り換え』についてはこちらの記事をご参照ください。
目線の切り替えのタイミングとその手法を事例から学習する
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