ギャップアップ・ギャップダウンの出現頻度はそう多くはありませんが高勝率が見込めるパターンですので、月曜日のルーティーンワークとして取り入れましょう。
確認順序として
1)ギャップアップでスタート
2)トレンドの確認
3)窓閉めクローズの確認
が3つの大きな流れとなります。
前週の終値から今週の始値の間を価格が飛んでギャップができるわけですが、これに慌てずあくまでも価格は連続しているものと抽象的に捉えます。
ギャップアップ・ダウンが起こった場合は窓を閉めに行く値動きがありますが、これを狙うのではなく、あくまでも押し目を待つ手法だということに注意です。
チャートはオーストラリアドル円の4時間足です。
- 黄色1:ギャップアップ
- 赤1から4:上昇のトレンドN形成
- 緑2:クローズ(窓閉め)
- 緑3:エントリーポイント
- 緑4:決済ポイント
- 緑5:決済の目標となった前々回高値
エントリー
エントリーは、
- 1.トレンドが発生したのかの確認(今回のオーストラリアドル円の場合はアップトレンド)
- 2.窓閉じ(クローズ)を待って(押し目を待つ)乗っていく
指値
赤1から4のトレンドで、4が前回高値にすでに達しているので、押し目からのエントリーでさしあたって狙うべきポイントは緑5の前々回の高値となります。
ロスカットとリスクリワード
損切りラインはトレンド赤3となります。緑3をロスカットラインとするのは間違いです。
ですので利食いポイントの緑5と、損切りポイントの赤3の値幅の中間地点がオレンジの点線で示す水平ラインとなりますが、このラインよりも下でロングポジションを持たないとリスクリワードが1:1になりません。
もしオレンジの水平ラインを超えてからのエントリーの場合には、指値をもう1段上に指すか、エントリーを見送ることも必要になってきます。
※動画ではフィボナッチを引いて説明されています。
その他
あきチャン先生の参考になる発言のいくつかをまとめさせていただきました。
トレンドの完成度の確認について
赤1から4のアップトレンドの完成を確認するには、あきチャンメーターを使って確認する(赤1→2の値幅と同じ幅のラインを引き、それを移動させて赤3に支点を合わせて赤4までの値幅を測る方法)。赤3→4の値幅が赤1→2のそれに等しいか大きいかなら、トレンドが完成しているとする。トレンドが完成していなければ必勝パターンが利かなくなるので注意すること。直近高値を抜けていること、親波のラス戻りを抜けていることも合わせて確認するべし。
ギャップが起こるわけ
土日も中東などで取引されているので、たとえばアラブの大富豪などが大きな取り引きを行えばギャップが起こる。
窓の範囲
前週の最後のローソク足が陰線の場合に勘違いする人が多いが、窓は前週の終値からになるので注意されたし。
指値について
FXの値動きは、島から島を渡り歩いていく、レジ抜けしたらたら次のレジ(レジスタンスライン)まで動く習性がある。
ドル円チャート
ドル円の4時間足チャートです。
黄色○がギャップアップ、赤Nがトレンド、1が親波の目標となる高値、2が親波のラス戻り、3が損切りライン、4が120EMAです。
ピンクの矢印がエントリーポイント、チェックが決済ポイントですが、このドル円ではリスクリワードが1:1でギリギリというところ(3から1へフィボナッチを当てると120EMAラインにちょうどタッチするあたり)。エントリーするのであれば120EMAでの反転を信じて、となるかもしれません。
ニュージーランドドル・ドル
NZDUSDの4時間足チャートです。こちらは同じギャップアップからのクローズでも、直近高値をブレイクしきれなかった、窓閉めを利用しながら落ちて行ったパターンです。
黄色○がギャップアップ、1が親波で2がその半値のラインです。
ギャップアップによって戻りがしっかり入ったという確認をして、窓閉めを利用しながらエントリーをする少し高度なパターンとなります。
120MAがバッチリと効いていることにも注目です。
あきチャン先生の動画:FX土曜勉強会《159》覚えておきたい必勝パターン 『ギャップ&トレンド&クローズを狙え』