波が完成してNを作ったらトレンドラインを1本引けますが、それを3本引いた頃になるとトレンドが終わり、そろそろ転換して抜けていく。
とても興味深い覚えておきたいあきチャン先生の「完成したトレンドラインはMAX3本」というセオリーです。
単なる切り下げ線ではなく、完成したトレンドで引かれたトレンドラインというところに着目しましょう。
ポンド円の4時間足チャートで確認してみます。
まずは最初の波の完成からダウントレンドラインの1本目。
2つ目の波の完成からダウントレンドラインの2本目。
そしてMAXとなる3本目。
こうしてみると、3本のトレンドラインを引けるということは、波のカウントは5カウントとなり、エリオット波動の5波に重なることになりますね。
もちろん、トレンドがさらに継続していけばラインが4本、5本引かれることもありますが、しかしその頻度は決して多くはないということです。
以上がポンド円の4時間足チャートの1のダウントレンドのラインでしたが、2の方も見てみます。
こちらは単純に波をカウントすると7波になります。
まずは2波で戻りのVをつけて、赤の1本目のダウントレンドラインが引かれます。
次に4波で戻った時に、高値から4を通る黄色のトレンドラインと、2から4を通るオレンジのトレンドラインが引かれます。これで3本となります。
次の赤の6の大きな戻りでは、1本目のトレンドラインにタッチして下落しています。新たなダウントレンドラインを引くとすれば4から6を通ったラインですが、実際に引いてみると赤の1本目のダウントレンドラインにだいたい重なるようなラインとなります。この4本目のラインはよほど神経質な人以外は引く必要はないように思われます。
そうすると仮にこの後9波、11波と伸びて行き、新たな4本目、5本目のラインを引いても、すでにある3本のラインとほぼほぼ重なることが多くなり、3本あれば事足りることになりそうです。
また機能面で考えても、すでに引かれた3本のトレンドラインのうちのどれかにレジスタンスされてしまうことが多そうです。実際、7波からの上昇は高値から4を通った黄色のダウントレンドラインに当たって下落して押し目を作っています。
3本のトレンドラインは、ぜひ覚えておきたいセオリーです。
あきチャン先生の動画:FX土曜勉強会《160》覚えておきたい必勝パターン『ライン上のH&Sを狙え‼』