価格が次に目指すのはどこなのか?という値幅と、そうならなかった時の適切な損切りの設定ができるのであれば、勝率が仮に50%しかなくてもそれほど大変なことにはならないでしょう。
極論ですが、リスクリワードにさえ気を配っていれば、価格が上がるのか下がるのかが分からなくても利益は出せる、と言えます。
今回の動画ではあきチャン先生が「天井圏での無謀なエントリーかな?」と話しているように、エントリーの根拠が若干乏しいと自らが認めるトレードなのですが、しかしそれでもトレードで利益を上げ続けているのは、適切な損切りの設定と、エントリーを損切りラインに引きつけているからこそで、リスクリワードが何よりも大切であることを逆説的に立証しているのではないでしょうか。
チャートはオーストラリアドル円の4時間足です。
緑1:切り下げラインにダブルトップがオンラインしたダウントレンドライン
緑2:最初のエントリーポイント
緑3:ナンピン(追加買い)
緑4:目標となる親波の高値
緑5:決済ポイント
緑6:損切りポイント
エントリー
ダブルトップを付けた切り下げラインはかなり強力なラインです。
上記画像の黄色のラインは、単なる切り下げラインではなく、ダウントレンドを完成させたトレンドラインなのだということが重要になります。
このラインを上抜けしてリテストしたら強く反発して行くのでロングエントリー。その下には120MAが控えているので、落ちても120MAまでとの予測もしています。
その後、アセンディング・トライアングル(切り上がる三角保ち合い)形成の動きに巻き込まれて再び同ラインへ下落してきたので、追加のロングエントリー(ナンピン)をしています。
利確ポイントの指値位置
目標となる利益確定ポイントは、緑1のダウントレンドラインとチャネルの起点となった緑4の親波の高値まで。
損切りとリスクリワード
利確ラインと損切りラインの幅を示しているのがオレンジ矢印で、その中間がオレンジ点線ライン、リスクリワードが1:1の分岐ラインです。
ロングエントリーをするなら、中間オレンジ点線の下で行うことが必須となります。リスクリワードのルールに則ってエントリーをしましょう。
緑2のエントリー時の損切りの位置は、緑6となります。動画での説明通り、緑2の下あたりに損切りを置く人が多いようですが、それではエントリーする度にストップ・ロスを食らいまくる損切り貧乏となってしまいますので正しい損切りを心がけましょう。
あきチャン先生の動画:FXプチ勉強会『エントリーは損切に引き付けよ‼』
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