下のチャートはCADJPY4時間足ですが、左側のダウントレンドの波動をカウントした場合、第4波はどこになるでしょうか?。
すんなりと数えると、
黄色囲みの波を第4波と数えてしまうかもしれませんが、あきチャン先生のカウントではこれは第4波ではありません。
ピンクの囲みの波が第4波となります。
第3波は第1波のエネルギー分出ているか
波動のカウントでまず着目しなければならないのが、N(トレンド)が完成しているかどうかです。
第1波⇒第2波⇒第3波のトレンドの完成は、第3波のエネルギー(値幅)が、第1波のエネルギーと同等かそれ以上になる必要があります。
オレンジの矢印が第1波の値幅ですが、そのオレンジ矢印を第3波の起点に合わせると、赤水平破線が第3波が到達しなければならない値幅となります。
よって第1波、第2波、第3波はこのようになります。
第3波はさらに、
3-1波、3-2波、3-3波のカウントになります。
よって第3波に続く波が第4波、第5波のカウントになります。
この第4波を、反転上昇の第1波と見がちですが、正しい反転上昇の第1波は、
ピンクの矢印の波が第1波となります。
第4波と第2波のエネルギーを比較する
第4波のエネルギー(値幅)と第2波のエネルギーを比較して、
第4波の方が大きい場合は、「トレンドを転換して行く勢いがあると判断してみてください」と、あきチャン先生は解説しています。
CADJPY4時間足チャートの反転上昇のその後ですが、今度は第4波が第2波よりも小さくなっています。
第4波の方が小さい場合は、切り返す勢いが弱いと判断することになります。
が、少し分かりづらいので、同じカナダドルのペアのUSDCAD4時間足チャートの方を見てみます。
同じく第4波の方が小さくなっていますが、反転する勢いが弱いため第5波(あるいは新たな第1波)がトレンド継続方向に大きく出たことが分かります。