迷晴れさんが現在の高値の検討に1998年高値を採用されているので、ちょっとドル円の年足チャートで高値を確認しておく。
トレーディング・ビューのドル円年足(12ヶ月)チャート
1998年高値は147.67円、先週の終値は147.951円。25年も前の高値が効くのだろうか?と思っていたが、為替界の元メジャーリーガー水上紀行氏による「超長期見通し」によると数年後に240円に向かう可能性があるとのこと。この「240円」というレートは1985年9月22日のプラザ合意のもの。合意発表の1日後には235円あたりから20円も落ちたようだ(円高方向に動く)。プラザ合意はG5での日本の対米貿易黒字を削減させるための合意。。というかたぶん命令だろうけど。
トレーディング・ビューのドル円3ヶ月足チャート
プラザ合意のあった1985年9月の高値は243.6円、これは迷晴れさんのいわゆる「強者の高値」ということになるか。まあ、そこを意識するのは200円を超えてからの話だが。
ちなみにチャートの一番左は1971年「ニクソン・ショック」があった年で、高値は当然1ドル360円也。ドルと金の交換を停止するとニクソン大統領が発表したのは8月15日だそうで、日本は終戦の日でお盆、まだまだ「戦後何年」と言われていた時代なので、なんかメリケンやりやがったなという感じがする。ちなみにこの時は小学1年生だった、翌年1972年の冬の札幌オリンピック、直後にあさま山荘事件、5月15日の沖縄返還の記憶はあるが、ニクソン・ショックの記憶はもちろんない。
戦後のブレトン・ウッズ体制からニクソン・ショックまでは1ドル360円の固定相場制、1オンス=35ドルで間接的に金と結びつく形での金本位制だったそう。
今まで金本位制が崩れたのはこのニクソン・ショックからだと思っていたのだが、そうではなく1933年4月19日にルーズベルトが金本位制停止に踏み切ったのをアメリカの金本位制の終わりとするようだが、今日では狂人と評価されるルーズベルトなだけになんだかキナ臭い感ありだ。
週始めのドル円 週・日・4時間・1時間足チャート
週・日・4時間・1時間全てにおいて上昇トレンドが天井圏に達している。為替介入の警戒が無ければとっくにレジスタンスを超えて上昇しているのだろう。下がれば買いが入る環境か。ところで大きな下げが来た場合、どのくらいまで下げるのだろう?、日足の上昇チャネルの下げ幅をみると、
1月 134.8円から127.2円へ約7.6円
3月 137.9円から129.6円へ約8.3円
7月 145.1円から137.2円へ約7.9円
の下げ幅だった。介入などで下げ始めると7円から8円も下げる可能性があるのか?。と言っても先月8月の安値は141.5円だったので、よくある先月安値までの下げでそのくらいにはなってしまう。今月の高値148円から先月安値141.5円までは下げ幅約6.5円なので、もう1円2円上げてから下げるのが結構しっくり来る。数字遊びだが。
週始めのポンド円 週・日・4時間・1時間足チャート
週足・日足では上昇トレンド、4時間・1時間では下降。直近の下降には上昇フラッグの可能性もあることに留意。日足上昇チャネルの安値(トレンドライン)を割って日足レベルで下降する場合、目指す安値はまずは先月安値180.4円でここは週間PIVOTのS3と一致。ここを割ると次は7月安値176.3円でダブルトップ形成となる。
月曜日 2023年9月18日 日本祝日(敬老の日)
ドル円 日足・4時間・1時間足チャート
D-PIVOTの上にラウンドトップ形成。割れば1時間上昇チャネル安値があるのでサポートすれば上、割れば下。下降なら4時間上昇チャネル安値の前に先月高値147.3円があるのでここが下降時の中間チェックポイントか。介入レベルの下落ならこのあたりのサポートは鼻くそなので当然のようにぶち破っていく。
ポンド円 日足・4時間・1時間足チャート
183円での下がためで先週安値からの安値切り上げとなれば上目線だが、W-PIVOT=183.33円、D-PIVOT=183.25円のレジスタンス帯を上ブレイクするかがポイントか。1時間下降チャネル高値までの上昇を追いかけたい。上昇失敗して下降すればショート追随。
火曜日 2023年9月19日 18:00神聖ローマ帝国HICP消費者物価指数
ドル円 日足・4時間・1時間足チャート
9:00に147.5円まで落ちて反発上昇、ここには4時間SMA21もあった。147.5円から148円のレンジ。動くのは水曜日深夜のFOMC、木曜日からの日銀金融政策決定会合からか。
ポンド円 日足・4時間・1時間足チャート
弱い。上をW-PIVOT183.3円、下を先週安値182.5円のレンジと想定。
水曜日 2023年9月20日 27:00~メリケンFOMC
ドル円 日足・4時間・30分足チャート
前日安値の147.5円への下降があればそこは4時間上昇チャネル安値となるのでサポートからロング。レンジ安値は先月高値147.3円、レンジ高値は先週高値≒148円。
ポンド円 日足・4時間・30分足チャート
前日同様に上をW-PIVOT183.3円、下を先週安値182.5円のレンジと想定。前日安値の182.7円帯がサポートして機能している。W-PIVOT183.3円は本日は4時間下降チャネル高値のあたりになる。
【Tips】ストキャスティクスRSIを変更
トレーディングチャートの5分足と1分足に入れていたストキャスティクスRSIだが、ほぼほぼRCIの短期線と同様の動きをすることが解ったので、5分足と1分足からは削除し15分足に入れた。PCに負担があったがこれで少し軽くなった感じがする。マルチでMT4・MT5を開くため軽さは何より優先すべき正義となる。
15分足にはQQEだけを入れていたが、ストキャスティクスRSIとのシンクロ具合を観察してみたい。基本的にはQQEのGCで上矢印シグナル、DCで下矢印シグナルのみを採用ということになる。
木曜日 2023年9月21日 16:30瑞西国立銀行、20:00大英帝国BOE、日銀初日
ドル円 日足・4時間・30分足チャート
FOMCで148円を上ブレイクしてきた。ジワジワと150円へ向かっていくのか。148円付近へ落ちてきたらロング検討。前日高値あたりでダブルトップなどの戻り目形成でショート検討、戻り目崩しでロング追随。
ポンド円 日足・4時間・1時間足チャート
前日同様に上をW-PIVOT183.3円、下を先週安値182.5円のレンジ想定。
【Tips】15分足 ストキャスティクスRSIシグナルをQQEクロスでエントリー
15分ストキャスティクスRSIのシグナルが出たら、15分QQEのクロスからエントリーする。15分QQEは[50]より上での上昇、[50]より下での下降が最も狙うべき局面となる。
金曜日 2023年9月22日 11:30頃から日銀金融政策決定会合、15:30国際金融資本植田日本支店長定例会見
ポンドドル 週・日・4時間・1時間足チャート
ポンドドルがやばそうなところにいる。1.23ドルあたりは日足の関ケ原合戦場。ここを下ブレイクしていけば次の押し安値は本年安値1.18ドル。その前のサポートは1.20ドルか。
ユーロドル 週・日・4時間・1時間足チャート
ユーロドルも日足では本年安値1.0465ドルがすぐそこに見える。その直上の1.05ドルが合戦場か。