先週(2月11日から14日)には小さな値幅でも構わずにアウトサイドバーの動きを追ってみましたが、17日から21日の週(以下、今週)には大きなアウトサイドバーをピックアップしてチャートを眺めていました。
その中でとても興味深い動きがあったのでそのメモとなります。
アイキャッチ画像に設定しておいたGBPCHF4時間足チャートの
「陰線のランウェイアップ?」としておいたローソク足ですが、
このローソク足が発生したのが2月11日(火曜日)の23時から3時(XMでは16:00~20:00)で、その後、先週末に150pipsほどの上昇をし、今週には以下のように下降してきたのですが、
矢印の「陰線のランウェイアップ?」の安値目掛けて180pipsほど落下し、その高値でうろついたわけです。この動きは明らかに「陰線のランウェイアップ?」を意識した動きに思えたわけです。
この「陰線のランウェイアップ?」の発生時刻は、上にも書いた通り2月11日(火曜日)の23時(XMでは16:00)。
この時刻にアウトサイドが発生していた通貨ペアが一つだけありました。
それがドル円。
先週アップした画像は以下のものですが、
一旦、ちょっと上抜けした後にアウトサイドバーが作ったレンジの中に収まりうろついていたわけですが、今週、このレンジを抜けるや2円を超える爆上げ(円安方向)をしたわけです。
英ポンド/スイスフランの「陰線のランウェイアップ?」と同時刻の2月11日(火曜日)の23時(XMでは16:00)のドル円のアウトサイドは赤矢印のローソク足。
黄色矢印はその前週に発生していたアウトサイドですが、これの中(高値と安値の内側)に赤矢印のアウトサイドが出来ているので、黄色矢印の方が支配的な役割だったのかもしれません。
ランウェイアップとは、その陽線の高値が過去n本のローソク足のすべての高値を上回り、その陽線の安値が以降n本のローソク足のすべての安値よりも安いことが条件になります。n本とは5本が目安とされることが多いようです。
陽線でなければならないのに、陰線なので「陰線のランウェイアップ?」としたわけです。
ところで、英ポンド/スイスフランの「陰線のランウェイアップ?」とドル円のアウトサイドの発生時刻は2月11日(火曜日)の23時(XMでは16:00)。
この日は建国記念の日で日本は休場。経済指標は、
18:30 イギリス 10-12月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)、12月月次国内総生産(GDP)(前月比) (前年同期比)など。
23:00 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
24:00 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
でした。
となると、ドル円のアウトサイドが23時~3時のローソク足というのは、さもありなんなわけですが、英ポンド/スイスフランは??という気がします。
②が4時間足「陰線のランウェイアップ?」、これを1時間足で見たのが以下ですが、
オレンジの②が23時から3時(XMでは16:00~20:00)の4本の囲み。これをずらしてみたのがピンクの②です。
20時からの4本であれば「陽線のランウェイアップ」になっていたな、、、という遊びですが(笑)。
①のアウトサイドは15時からの4時間足ですが、いずれにしても18:30のイギリスの指標発表に絡んで何らかの動きはあったと思われます。
で、先週2月11日23時(XM16:00)の英ポンド/スイスフラン「陰線のランウェイアップ?」、ドル円のアウトサイドに連動したような通貨ペアがないか見てみると、17時にアウトサイドを作ったのが一つだけありました。
それが、ユーロドル。
このアウトサイドが作ったレンジ内から安値ラインをブレイクして下落しています。
ポンド系はプライスアクションのオンパレードになるのでアウトサイドは多く見られますが、それに比べるとユーロドルとドル円のメジャー通貨ペアのアウトサイドの数は少ないというのが直近からの感想ですが、その数少ないアウトサイドが大きな下落・上昇に絡んだという格好になりました。