ドル円日足チャート。先週は3月の高値137.9円を上抜けし年初来高値を更新、138.749円をつけ、ついに週足・日足のダブルボトムのネックラインを上抜けした。終値は138円を下回ってクローズした。もう一度138円を抜けて行くのかに注目だが、下降に転じることも十分あるので気をつけたい。
月曜日 2023年5月22日
1時間足チャート。W-PIVOTは137.5円、D-PIVOTは138円。金曜安値と4時間SMA21と137.5円がサポート帯。ここを割り込めば200日移動平均線の待つ137円への下降があるか。
本日の星3つ経済指標は無し。
ロンドン20:15 15分足チャート切り下げライン上ブレイク、15分QQE[56]GC、138円サポート
鉄板のロングエントリーのポイント。最近のロンドンタイムは初動はグズって20:00あたりから動いてくることが多い印象。
火曜日 2023年5月23日
ドル円1時間足チャート。本日の経済指標の星3つは23:00にアメリカ4月新築住宅販売件数がある。D-PIVOTは138.3円。
上昇ならまずは先週高値138.75円を上ブレイクして行くか。天井圏レンジなら下はW-PIVOTのある137.5円、そこまで下降すればサポート期待でロング狙い。
東京10:00 15分QQE[50]から反転上昇、1分RCI上昇
①9:45 15分QQE[50]で138.5円上抜けでエントリー、損切り。
②9:57 15分QQE[50]から上昇、1分RCI短中長上昇、1分EMA10が1分SMA21上ブレイクでエントリー、1分RCI中期80オーバーでイグジット。
水曜日 2023年5月24日
ドル円15分足チャート。D-PIVOTは138.6円。昨日の値幅が詰まったので大きく動きそうな予兆か、目下のお題は債務上限問題。
星3つ経済指標は、11:00にニュージーランド準備銀行政策金利、27:00米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がある。
東京9:30 15分QQE[50]下ブレイク
9:30に15分QQEが[50]を下ブレイクし、5分EMA10が5分SMA21を下ブレイクでショートしたが9:45の15分足内でレートが暴れて、逃げる。ちょいマイナスか。10:00になってすっと下げたが、これには乗れず。138.5円付近には魔物が棲んでいる笑。
東京15:30 15分QQE[50]上ブレイク
一番注目すべきところは15:00前に前日安値につけた切り上げのダブルボトム。1分RCI①②③上昇の中期線上昇のタイミングで1分EMA10が1分SMA21上ブレイクでエントリー。
それにしても最近はロンドンタイム前に動いて、16:00のロンドンタイムに入ると方向感が無くなる感じがする。アーリーバードあるいはアジア勢がロンドンタイムの前に仕掛けているのか。
ニューヨーク21:30変動 切り下げライン上ブレイク、15分QQE[50]上ブレイク・GC
ロンドンタイムはジリジリと下げて21:00前後に4時間SMA21で反転上昇、15分QQE[50]上ブレイク&GC、15分足チャートレベルの切り下げラインと138.5円、そしてD-PIVOTを上ブレイクして上昇、途中に先週高値138.75円を突破し、139円をブレイクした。5分EMA10をガイドにした上昇で、1分RCIの短期線で乗れるタイプの上昇。長期線は降りて来ず、中期線は半分くらい落ちたら上へ向かうという動きが特徴。
木曜日 2023年5月25日
日足チャート。昨年の高値の10月高値151.944円からの下降は今年1月の安値127.219円で反転したが、この下降の半値は139.6円、ここまで上昇してきた。半値戻りと140円のレジスタンス帯からの下降に注意。アメリカ債務上限問題で何かあれば簡単に落ちそうで警戒。
本日の星3つ経済指標は15:00ドイツGDP、21:30アメリカGDP。
D-PIVOTは139.1円。朝7:30過ぎの急落で138.8円まで落ちたが、1時間SMA21、4時間EMA10そして先週高値138.75円がサポートした感じ。
金曜日 2023年5月26日 PCEデフレーター
ドル円日足チャート。ニューヨークタイム後半に140.23円の高値をつけた。次の高値は11/21戻り高値か、上昇チャネルの高値とぶつかるところの142円あたり。
21:30にアメリカPCEデフレーターがある。D-PIVOTは139.7円、W-PIVOTは遥か下の137.5円に置き去りにされている。
【Tips】1分RCIでのエントリーパターンのメモ
RCIの使用歴が短いので実践&観察をしているが、とても優れているインジケーターだなあと思う。なんならRCIだけでエントリーして勝てるんじゃないのか?と思ってしまうほど。まあそれだけで勝てれば誰も苦労はしないか笑。
そんなわけで現在のところ有効だと思う1分RCIのエントリーパターン案をメモしておく。
長期線はMAの乖離にシンクロ 基本パターン
昨日の21:30アメリカGDP指標でのドル円の動きだが、21:00から下げ21:30から22:00に上げてその高低60pipsの動きだったが、15分ボリンジャーバンドは平行を保ったままだった、つまり15分SMA21は傾かず139.5円で水平を保っていて、5分SMA21も傾かなかった。このような時に1分RCIの長期線はMAの乖離とシンクロすることになる。
乖離は絶対的に何pipsと定義出来るものではない相対的なものなのである程度感覚の領域かもしれないが、上の1分足チャートで矢印で示したようにMAの乖離ははっきりと確認出来る。ここで言うMAとは5分SMA21、5分EMA10、1分SMA21、1分EMA10の「開き」ということになる。
Aは、21:00の下落でMAの乖離が起き、反転上昇した場面。1分RCI長期線が-80から上昇。
Bは、21:30からの上昇でMAの乖離が起き、反転下落に合わせて1分RCI長期線が80から下降。
このケースは上でも書いた通り15分SMA21がフラットのまま139.5円の下上にレートが振れたため、上下両方にMAの乖離が起きた基本的なパターン。
MAの乖離からの反転では、1分RCIの短期・中期・長期線が順番に上昇(あるいは下降)する「1分RCI①②③」の動きとなることが多いと感じる。この場合の役割は短期線は先行動作。中期線の上昇(あるいは下降)開始は1分EMA10と1分SMA21のクロスにシンクロすると考えているが、エントリーとイグジットは中期線でタイミングを取ることを基本とする。長期線は上げ下げの波(超短期トレンド)の予測線と確認線の役割。
短期トレンドでの長期線とMAの乖離
東京午前の動き。ナビゲートラインの9:45に15分QQEが[50]を下ブレイクして下降を始めたところ。
9:45前では15分SMA21が水平、5分SMA21が下降、5分EMA10が上ブレイクと入り組んでいて方向感が不明だったが、Aは下落MA乖離からの反転上昇、Bも上昇MA乖離からの反転下降の仕事はしている、ただ140円というラウンドナンバーでの動きなので戻されて揉んで、9:45までにフラクタル的に三尊を形成している。
9:45に15分QQEが[50]を下抜けすると、青丸のところでMAは収束して下方向へ向かう。レートは下降、MAの乖離から反転上昇がCとなる。つまりMA乖離からの反転は短期トレンドに対しては逆張りとなる。
対してDは下降トレンド方向への動き。いわゆる戻り売りだが、青丸でMAは収束している。ここからMAは下方向に向かいながら拡散して行くことになる。
対して、短期トレンド発生の時には、乖離MAからの反転は短期トレンドに対して逆張りで動く、そしてトレンド方向へ反転する時にはMAは収束する、これに1分RCI長期線がシンクロする、というのが基本となると考える。